病院で治せる病気、うつ病を正しく知ること

お医者さんと看護師さん達

双極性障害

ここでは、うつ病をテーマに、その成り立ちや治療方法、早期発見の基準などについて説明しています。
ここに掲げられた見出しのタイトルを見て、疑問に思った人がいるかもしれません。聞き慣れない人にとって、うつ病と「双極性障害」という奇妙な名前の病気を結びつけることは、なかなか難しいことだからです。
単純に言葉の意味から考えてみると、「双極」とは「2つの極地」ということ。つまり、南極と北極が地球の南北の極まったところにそれぞれ位置しているように、心の状態の正反対のところにある2つのものが存在しているということ。
双極性障害とは、その2つのものが同時にひとつの心の中に現れ、心的な障害として症状を呈している病気であるということです。

あるいは、「双極性障害」という名がつく以前の、この病気の呼び名を紹介したほうが分かりやすいかもしれません。いわく、「躁うつ病」という病気。
うつ病の症状を含み、もうひとつ「躁」という症状も含むということで、二重に厄介な病気であると言えます。もちろん、病院で治療することは不可能ではありません。
この病気の最大の特徴は、うつ病が極まったかのような深い絶望に襲われたかと思えば、逆に、ハッピーな気持ちが極端に心に溢れてしまうというもの。
後者の状態を「躁状態」と呼びます。やたらとハイテンションになり、声が大きく、ありえないほどの自信が体を突き破らんばかりに膨れ上がり、よく喋り、遠慮がなくなり、攻撃性が強くなります。
昨日まで極端に落ち込んでいた人が、今日はいささかメーターが振り切れたような笑い声を上げ、しばしば激しく人と意見を戦わせるような活発な状態になる。そんな人は、もしかしたら双極性障害かもしれないというわけなのです。

この病気もまた、脳から心へ、そして体へと原因と症状が現れてくる病気であり、病院では投薬治療などが行われることになります。