病院で治せる病気、うつ病を正しく知ること

お医者さんと看護師さん達

うつの発見

どのようなケガ、病気でもそうですが、カギとなるのは「早期発見、早期治療」ということです。早いうちに治療することが出来れば、それだけ早くすっきりした気分になることが出来ます。
ケガや病気が重くなって、取り返しのつかない領域まで行ってしまう前に治療すべきだ。そのように言うことも出来るでしょう。
うつ病の場合も同じです。心という目に見えないものが蝕まれてしまう病気ですが、目に見えないからといって、血が流れないからといって、もちろん、放っておいていいわけではありません。
風邪や骨折やガンや胃潰瘍や、その他のあらゆる病気やケガと同じように、うつ病もまた、病院に行かずにいるとどんどん悪くなってしまいます。
単に気分が落ち込んでいるだけなら、何かの拍子にふと明るい気分を取り戻すことも出来るでしょう。けれど、うつ病はその名の通り病気のひとつです。病院へ行って、治療しなければならないのです。

ところで、目に見えない心に症状が現れるものだからこそ、「単なる気の迷い」か「病気」か判断がつけづらいものであるという人も多いでしょう。
実際にうつ病を経験したことがない人からすれば、自分ひとりの心と体の領域で荒れ狂うその痛みや苦しみは、なかなか理解できないものです。
そういうわけで、ここではひとつ、うつ病の「判断基準」について紹介しましょう。

実は、医学の世界ではある程度、それがうつ病であるかどうでないかを判断する基準を設けています。カギとなる言葉は「2週間」です。
「陽が昇ってから沈むまで、1日とにかく憂うつである」
「何をしても、何を見ても、好きなものでさえ、楽しみや喜びを見出すことが出来ない」
「浅い眠りから覚めた瞬間からすでに、1日めいっぱい働かされたかのように疲れきっている」
こんな状態が、もし、連続して2週間続いているのであれば、それはうつ病の疑いが濃厚であると判断することが出来ると、病院のドクターは言っているのです。

もちろん、ここでの「2週間」は厳密な数字ではありません。「1週間と3日、こんな状態が続いてるけどまだうつ病じゃないよね」などと、杓子定規に判断することはありません。
とにかく、つらい日々が長いこと続いているのであれば、一度、病院で診察を受けてみるべきなのです。